花南瓜
畑隅に初咲きの花南瓜かな 括弧
スーパーで半分に切ってラップにくるんで売っている南瓜は、どういう
畑で作っているのだろうか。わが散策路は、どこも南瓜の出荷地ではなさそうだ。南瓜がないわけではない。農家の近くの畑に、きちんと藁を敷いて何本かを這わせている、といった栽培も見られないことはない。だが、時々思い出したように存在する南瓜の多くは、1本か2本が畑の隅に生えてきたものを放置しているだけ、というようにも見られるのである。間引きぐらいはしたのかもしれないが・・・。出来た実は利用するけれど、手をかけて世話までする気はないといった感じの対応に思える。本当は違うのかもしれないが、結構な面積を占めながらもほんの1・2本が勝手に地を張っているだけのようにも思えて仕方がないのである。
考えてみれば南瓜は丈夫な植物である。戦後の食糧難時代には、どこの家でも庭先で南瓜の栽培をしていた。実際数本が自由に這いまわるだけの土地があれば、シーズン中1族が南瓜には困らないくらいの収穫があったので、庭が狭ければ縁先に棚を作って、へちまならぬ南瓜を這わせたものである。花が虫に食われていた跡などは思い出すことができるが、害虫駆除にことに骨が折れたような記憶もないし、道に落ちている馬糞を塵取りでとってきて根元においてやる程度で肥料は足りていたようだ。その当時のもは実が大きかった。今でも大きさを争う コンテストがあるくらいだから、元来そういう素質はあるのだろうが、現在スーパーで切り分けられて売られている南瓜は、想像するにせいぜい直径15センチくらいなものだ。
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