絵日傘
絵日傘やあぶくの浮かぶにはたづみ 括弧
絵日傘を
持ち歩く女性は増えているのだろうか、減っているのだろうか。私の様な、田舎を歩き回る生活を主としているものの眼から見れば、屋外をウオーキングしている男女は、この10年間だけででも、非常に増えた。社交上の外出ではないから、そういう人たちの服装はカジュアルである。必ず日よけのための帽子をかぶっている。そういう時に傘を持っていては歩きにくいから、持っていない・・・・というのが、今時の熟年女性の歩くスタイルなのではないだろうか。街を歩いている女性の場合でも、日傘を持つ人の率は最近とみに減ったように思われる。光の画家であったモネは『パラソルをさす女』などいくつか日傘の光学的効果を利用した絵を描いている。日傘は、女性にとって明らかにファッションの一部であるはずで、紫外線除けだけがその効能なのではないと思う。近年、絵日傘と並んで白日傘がよく用いられてきたが、ごく最近になって、黒日傘が数で圧倒しだした。光を反射してくれる白よりは、紫外線をも含めて光を吸収してくれる黒の方が有効だという考え方になったようだ。
このような時代背景があるから、絵日傘を差している女性が現れれば、「オッ」と思うわけだ。場所は数十年前に突如工業団地というものになったあたりで、農村と工場群の間を隔てている、お世辞にも手入れがよいとは言えない細い道の上である。左には畑と何軒かの農家、右には操業中の工場群。用水路は汚れているようだ。そういう匂いが漂っているからだ 。一時はもっとひどかったのでは ないかと想像できる。日本中どこででも見られる経緯をこの場所もたどってきたに違いないからだ。
Sさんが郭公を撮られた。ご自宅近くで、普通のデジカメを用いて撮られた由。先日の「時鳥」の記事と合わせてご覧ください。よく似た親戚同士です。
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